建築デザイナー

建築家は建築のデザイン(意匠)を行っているので、デザイナーと呼べないこともない。しかし、建築家は計画、意匠、監理までに関わるものであり、デザイナーという言葉では非常に狭い意味に留まる。

欧米では設計事務所に勤めるものを建築デザイナーen:Architectural_Designerと称している。
日本でも近年、組織によっては(欧米式にならい)その人の経験によって「ジュニア・デザイナー、シニア・デザイナー、 プロジェクト・チーフ」あるいは 「意匠設計者」「アーキテクチュラル・デザイナー」などと称している例がある。また、特に個人住宅や小規模店舗の建築を行う建築家やインテリアデザインやリフォームなどの内装を重視するケースについては、「建築デザイナー」などと呼ぶ例も出てきている。
アーツ・アンド・クラフツ運動によって生活と芸術の統一が課題になり、それを受け継いだドイツ工作連盟によって芸術と産業の統一が意図され、デザインの重要性が認識されるようになった。(建築家兼デザイナーの例として、ペーター・ベーレンス、ヘリット・リートフェルトらが挙げられる)。
日本の建築家がデザイナーという呼び方がされないのは、工学部に属する建築学科出身の建築家が多いことや日本の建築家のデザイナーという呼称に対する偏見等に基づいているという考え方や、優れた建築は単に意匠が良いだけではなく構造面や機能性にはじまり採算性や解体の容易にまで及ぶことから、優れた建築家をデザイナーと呼ぶにはその意匠性のみを称えるようで好ましくない、とも考えられる。

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